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制御設計と機械設計の違いとは?役割と発注先の選び方を解説

制御設計と機械設計の違い、正確に説明できますか?

「制御設計と機械設計、どちらに依頼すればいいのかわからない」「それぞれ別の会社に発注したら、納期遅延と品質トラブルが重なってしまった」――こうしたお悩みを、製造業の開発担当者の方からよくお聞きします。

装置や機器の開発には、機械的な構造を設計する機械設計と、その装置を思い通りに動かすための制御設計の両方が欠かせません。しかしこの2つは似ているようで役割がまったく異なり、どちらをどこに頼むかを間違えると、設計の整合性が取れず開発が迷走してしまいます。

この記事では、制御設計と機械設計それぞれの役割と違い、そして外注先を選ぶ際のポイントをわかりやすく解説します。開発の外注を検討されている製造業・装置メーカーの開発担当者の方の参考になれば幸いです。

制御設計と機械設計それぞれの役割と、発注時に生じやすい課題

まず、2つの設計分野がどのような役割を担っているのかを整理しておきましょう。違いを正確に把握しておくことが、外注先選びの第一歩です。

機械設計とは何か

機械設計とは、装置や製品の物理的な構造・形状・機構を設計する分野です。部品の形状設計、材料の選定、組み立て方の検討などが中心となります。CADを使って図面を引き、板金・切削・射出成型などの加工方法に落とし込んでいくのが典型的な流れです。

具体的には「このフレームをどのような材料・形状で作るか」「可動部分の動力はモータかシリンダか、どのような機構で伝達するか」といった検討が機械設計の領域です。装置の骨格を作る仕事と言い換えてもよいでしょう。

制御設計とは何か

制御設計とは、装置を「意図した通りに動かす」ための設計です。センサ・モータ・アクチュエータなどの機器を制御するためのプログラム(ファームウェア・シーケンサのラダー等)の作成や、制御盤の回路設計がこの領域に含まれます。

「この装置が一定の速度でワークを搬送し、端まで来たら自動で折り返す」という動作を実現するための制御ロジック設計や、異常を検知したら即時停止させるインターロックの組み込みなどが制御設計の代表例です。機械設計が「形」を作るとすれば、制御設計は「動き」を作る仕事です。

2つを別々の会社に発注したときに起きること

機械設計と制御設計を別々の会社に発注すると、次のような問題が発生しやすくなります。

  • 設計の整合性が取れない:機械側がモータの型番を決めたのに、制御側の仕様と合わないという事態が起きやすくなります。再設計のコストと時間が余分にかかります。
  • 責任の所在が曖昧になる:「動かない原因が機械側か制御側か」でお互いに押し付け合いになり、問題解決が遅れます。最終的に開発担当者が板挟みになるケースも少なくありません。
  • 情報共有のコストが跳ね上がる:仕様変更のたびに複数の会社へ連絡・調整が必要になり、担当者の管理負担が大きくなります。
  • 納期遅延のリスクが高まる:一方が遅れると、もう一方の作業にも連鎖的に影響が出ます。特にクリティカルパス上の工程が絡むと、全体スケジュールが大幅にずれ込みます。

こうした問題の多くは、発注先の選び方そのものを見直すことで防ぐことができます。

外注先を選ぶ際の具体的な進め方

機械設計・制御設計の外注に失敗しないために、発注前に確認しておくべきポイントを4つのステップで解説します。

ステップ1:対応範囲と責任の所在を明確にする

最初に、依頼したい開発の範囲を整理します。機械設計だけなのか、制御設計も含むのか、さらにハードウェア設計(回路設計)やソフトウェア・ファームウェア開発まで含むのかを洗い出してください。

その上で、候補となる外注先に「その範囲を社内で一貫して対応できるか、それとも一部は再委託するか」を確認します。再委託が多い会社は、情報共有のロスや責任の希薄化が起きやすいため注意が必要です。窓口となる担当者が1名に集約されているかどうかも重要な確認ポイントです。

ステップ2:仕様未確定の段階から相談できるかを確認する

「まだ仕様が固まっていない」「何から決めればいいかもわからない」という段階から受け付けてくれる会社かどうかは、非常に重要な選定基準です。

仕様が固まってから動き始める会社は、受託作業型の対応が中心です。一方、仕様策定の段階から一緒に考えてくれる会社は、いわば「伴走型開発パートナー」として機能します。社内に開発リソースが不足している場合や、初めて装置開発に取り組む場合は、後者の方が長期的にコストと品質の両面で有利になります。

ステップ3:試作から製品化まで一貫対応できるかを確認する

開発が進むと、試作段階でうまくいったことが量産・製品化の段階で壁にぶつかることがあります。「試作は得意だが量産は別会社に任せる」という体制だと、引き継ぎの際に設計意図が正確に伝わらず、品質基準のすり合わせに余分な時間がかかります。

可能であれば、試作から小ロット生産・製品化まで一気通貫で対応できる会社を選ぶことをおすすめします。特に初回製品化を目指すプロジェクトでは、機械設計・制御設計から製品化までを同じ会社が担当することで、品質の一貫性と納期の予測精度が大きく向上します。

ステップ4:過去の対応実績と業種の幅を確認する

機械設計・制御設計の外注先を選ぶ際には、過去に手がけた装置・製品の業種・分野も確認しておきましょう。印刷装置、産業機器、医療・福祉介護機器、食品機械など、対応業種の幅が広いほど、さまざまな制約条件(衛生基準・安全規格・耐久性要件など)への対応知見を持ち合わせていると考えられます。

また、NDA(秘密保持契約)が絡む開発を多く手がけている会社は、機密保持のノウハウも備えているため、社外秘の技術を含む案件でも安心して相談できます。使用しているCADの種類も確認しておくと、設計データの受け渡しや修正対応がスムーズかどうかを判断する材料になります。

三位一体のワンストップ対応で、発注の迷いをなくす|イー・ジーシステムの強み

長野県諏訪市を拠点とする株式会社イー・ジーシステム(EGS)は、機械設計(メカ)・ハードウェア設計(エレキ)・ソフトウェア/ファームウェア開発(ソフト)を社内で一気通貫に対応できるワンストップ受託開発会社です。制御設計と機械設計のどちらも、同じチームがまとめて担当するため、設計間の整合性トラブルが起きません。

EGSの主な特徴をまとめると、以下の通りです。

  • 三位一体のワンストップ開発:機械設計・制御設計・ソフトウェア開発を1社で完結。顧客の窓口は社内プロジェクトリーダー1名に集約されるため、責任の所在が常に明確です。
  • 仕様未確定からの伴走対応:「まだ何も決まっていない」段階からのご相談に対応。要件定義から設計・試作・製品化まで一緒に考え抜きます。
  • 試作から小ロット製品化まで:試作品の制作にとどまらず、小ロット・製品化まで一貫して対応します。
  • CAD設計ソフト3種対応:一般的な受託先では1〜2種が多いところ、3種のCADソフトを揃え、金型・板金・切削・射出成型まで幅広い加工方式に対応します。
  • 納品後の保守・運用まで:「作って終わり」ではなく、納品後の保守・改修も含めたプロジェクト運営が可能です。

インクジェット系装置・IoT監視システム・医療福祉介護機器・食品包装装置など、幅広い業種の開発実績があり、NDA対応も徹底しています。「どこに相談すればいいかわからない」という段階のご連絡も、ぜひお気軽にどうぞ。

EGSがどのような開発領域に対応しているかは、サービス紹介ページでご確認いただけます。また、開発外注に関するさまざまな疑問はコラム一覧でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

設計・開発の外注について、まずはお気軽にご相談ください

機械設計・制御設計・ソフトウェア開発まで、三位一体のワンストップ対応で承ります。
仕様が固まっていない段階からのご相談も歓迎します。

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