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基盤と基板の違いとは?意味や使い分けをわかりやすく解説!
基板

「きばん」と聞いて、みなさんはどちらの漢字を思い浮かべますか?
「基盤」と「基板」――同じ読み方ながら、意味や使いどころが大きく異なるこの2つの言葉。実は、製造業や電子機器の分野では正しく使い分けることが重要です。

今回は、この2つの「きばん」の違いについて、わかりやすく解説します。


「基盤」とは? ── 土台・基礎を意味する言葉

「基盤」は、物事の土台や仕組み、組織の基本的な構造などを指す言葉です。たとえば:

  • 経済の基盤
  • ITインフラの基盤
  • 教育の基盤

といったように、抽象的な「土台」の意味で使われます。

特定のモノを指すというよりは、「支える仕組み」や「構造」のイメージですね。

「基板」とは? ── 電子機器を構成する“あの板”のこと

一方で「基板」は、電子機器などに使われる“物理的な板”を意味します。

たとえば:

  • プリント基板(PCB)
  • 電子回路基板
  • 実装基板

といった具合です。

電子部品が配置される板そのものを指し、製造現場や開発現場で頻繁に使われます。

イー・ジーシステムでも基板の設計・開発を行っております。
よろしければ事例紹介をご覧ください。
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「基盤」と「基板」の違いをひと言でいうと?

基盤基板
意味仕組み・土台電子部品を載せる物理的な板
用途社会・システム・構造など電子回路・製造・設計など
読み方きばんきばん
使われる場面組織づくりやITの話など電子機器・製造現場など

どっちを使えばいい?判断ポイント

  • 抽象的な「土台」や「構造」を表すときは「基盤」
  • 物理的な電子部品の板のことを指すときは「基板」

たとえば、「IoT機器の基板の設計」と書けば正解ですが、「事業の基板」とは書きません。それは「事業の基盤」が正しいからです。

まとめ:言葉の使い分けで信頼感が変わる

同じ「きばん」でも、意味を間違えて使うと誤解を招くだけでなく、専門性に欠ける印象を与えてしまうことも。

特に技術系の現場では、「基盤」と「基板」の正しい使い分けが、社内外での信頼にもつながります。

イー・ジーシステムでは、こうした専門用語の正確な理解と運用も大切にしながら、ものづくりの現場を支えるソリューションをご提案しています。
基板の設計・開発に関する事例も事例紹介で公開していますので、ぜひご参考ください。
どうぞお気軽にご相談ください。現場に寄り添った最適なご提案をさせていただきます。

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